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紫外線との付き合い方

台風1号の影響とかで、終日スコールのようなすごい雨が降ったりやんだり。

今日のような日は紫外線など関係ないような気がしますが、
快晴の日に届く紫外線量を100%としたとき、
大雨のときでも20〜30%は届いているそうです。


私たちが見ることのできる光を「可視光線」といいます。
虹の色でたとえると、紫は400ナノメートル(NM)付近、赤は780NM付近です。

「紫外線」というのは人間の眼では感じることのできない光で、
紫より波長が短く、400NM以下です。

紫外線で出てくる、UVという表現ですが、
これは紫外線(ウルトラ・バイオレット・レイ)の略で、UVRとも略されます。

UVは波長が短くなるにつれ、UV-A,UV-B,UV-Cと呼ばれます。

<UV-A(波長領域320〜400NM)>
 地表に届く紫外線の約90%を占め、
 サンバーンを起こす力は弱いですが、サンタンを起こします。

 ガラスを通るので、窓際や車の中にいても戸外と同じと考える必要があります。

<UV-B(波長領域280〜320NM)>
 エネルギーは弱いですが、日焼けを起こす力はとても強く、
 皮膚に当たるとサンタンとサンバーンの両方を起こします。

<UV-C(波長領域190〜280NM)>
 地球を取り巻くオゾン層で吸収されるため地表には届きません。

日焼けには赤くなった状態のものと、
「黒くなった」と言われる、
濃い褐色に焼けた状態のものがありますが、
日本語ではどちらも「日焼け」という同じ表現をします。

英語ではサンバーン(sunburn)とサンタン(suntan)という
ふたつの表現があって区別されています。
一般的には赤くなる日焼けをサンバーン、
褐色になる日焼けをサンタンと使い分けているようです。

日焼けの程度は肌のタイプによってさまざまで、
また地域や季節によっても違ってきます。
ですから日焼け止め対策を考えるときには、
自分の日焼けタイプだけでなく、そのときの状況を考える必要があります。

☆サンバーンになると・・・・・☆

サンバーン(赤くなる日焼け)は紫外線の中でもUV-Bによるものです。

赤くなった皮膚を「紅斑(こうはん)」と呼びますが、
これは皮膚にある細い血管が拡がって、血流量が多くなった状態。

こうなるとお風呂に入いるとヒリヒリしたり、
人に叩かれると飛び上がるほど痛かったりします。

これは紫外線によって炎症を起こしている上、感覚がとても敏感になっているから。

炎症を引き起こす物質のなかで、プロスタグランジンは
血管を拡げ痛みの神経を過敏にします。

サブスタンスPという物質も痛みの原因になります。

ヒスタミンは痒みの原因になります。

各種の物質がお互いに影響しあって、
普段は感じない程度の熱や痛みにも敏感になっているということですね。

☆シミと紫外線☆

紫外線を浴びると皮膚の色素細胞(メラノサイト)が刺激を受けて
盛んにメラニン色素を作ります。

色素の塊のメラニンは、メラノソームと呼ばれる細胞内の顆粒の中で生まれ、
だんだん色が濃くなります。

色が濃くなったメラニンは、メラノソームの枝のように伸びた突起から、
周りの表皮の細胞(ケラチノサイト)に受け渡されます。

メラニンを受け取ったケラチノサイトは時間とともに外側に押し上げられ、
偏平化して相乗に重なり合い、皮膚全体が着色して見えるようになります。

紫外線が強く皮膚に当たると、メラノサイトやケラチノサイトの遺伝子が傷ついて、
何年かたってからシミとなって現れることがあります。
そのときは気にならなくても、遺伝子の傷は着実に蓄えられ、
長い潜伏期間を経て、シミとなって現われるのです。

☆香水に要注意☆

日光に異常に反応する光線過敏反応のなかで、
「光毒性反応」と呼ばれる皮膚炎があります。

これは原因物質が皮膚に接触したところにUVAがあたったときに起こるものです。

香水にも使われるベルガモットなどの柑橘系植物や、
セリ科の植物に含まれる化学物質、ベルガプテンによるものが代表的です。

ベルガプテンが皮膚についたところにUV-Aがあたると、
6〜8時間後には皮膚が赤くなり始め
翌日には強いサンバーンを起こしたような状態になります。
赤みは3日ほどで消えますが、しつこい色素沈着が残ってしまうのです。

香水やオーデコロンを手首や首筋、耳たぶの後ろに塗りますが、
そのまま日光に当たると光毒性反応を起こして、
色素沈着、つまりシミに悩まされることになります。

日本製の香水にはほとんど使われていないようですが、
外国製品の中には、
ベルガプテンが高濃度で入っている場合がまれにありますので注意してくださいね。

若い頃にテニスだ海だプールだ。。。。。と散々日光に当たってきた私には、
遺伝子の傷が蓄積されていることでしょう。

今さら悔やんでも仕方がないので、
これから出来ることに力を注ぐことにします。

こうやって見てみると、紫外線って
「百害あって一利なし」という感じですが、
もちろん人が生きていくうえで欠かせないものでもあります。

イタリアには
「太陽の入ってこないところに、医者が入ってくる」という諺もあるとか。

実際、目から入ってくる太陽光線が、脳の下垂体・松果体の働きや
視床下部一帯の働きを刺激するということが明らかにされています。
これによってヒトの体は、
内分泌系およびホルモンの生成をコントロールしていますから
ヒトの生理作用に及ぼす影響は大きいですね。

また筋肉を正常に働かせ、その活力に大きく関係しているそうで、
やる気や疲れの増減とも関係があるそうです。

これから特に紫外線が強くなってくる季節、
うまく付き合っていく工夫が大切になります。


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